葡萄唐草模様摺箔麻名古屋帯
ぎをん斎藤
『初夏のよそほひ』展にはたくさんのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。
お久しぶりのお顔もあったり、お葉書などでホームページでご紹介させていただいた商品のお問い合わせをいただいたりと、大変賑わいました。
これからのシーズンにも熱心にお着物をお召しになる方が多い様で、スタッフ一同本当に嬉しく思いました。
今回のフェアは例年とは違い、初夏をテーマにして単衣の物も力を入れて取り揃えました。ご紹介しきれなかった盛夏のものや、追って入荷したものもありますので、順次ご紹介させていただきたいと思っております。
そういった中から、今回は染めの麻の名古屋帯を2点ご紹介させていただきます。
こちらは越後上布の生成りの麻地に、古色然とした雰囲気の葡萄唐草の模様が摺箔で描かれた、珍しいタイプの名古屋帯です。
透明感のあるキビラの麻の光沢が練緯(ねりぬき)の絹地の様に見えて、桃山時代の能衣装を彷彿とする摺箔の模様が素敵な雰囲気でかすれて染められ、麻地と溶け合う様に馴染み、時代衣装の風格の様なものまで感じられます。
とはいえ、基本的にはお洒落着としてつくられたものの様ですので、上布系の麻や夏大島などのお着物と相性が良さそうです。
近年では、麻の名古屋帯でも染めのタイプのものは合わせるお着物の範囲が広くなっています。
あまり格の高い附下や小紋とは合わせられませんが、もう一段カジュアルなものとなら絹のお着物とも合わせていただけるかと思います。
上質で個性的な雰囲気の良い帯ですので、無地の麻のお着物と合わされて小物でアクセントをつけられるのも素敵かもしれません。
なかなか出合えない、おすすめの一点です。
未着用品。
(長さ)3m63cm×(太鼓巾)31.6cm×(前巾)15.8cm。
商品番号 r1072
葡萄唐草模様摺箔麻名古屋帯 ぎをん斎藤
販売価格 有難うございました
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