重要無形文化財宮古上布 海松の柄蚊絣着物
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商品番号 r1077
重要無形文化財宮古上布
海松の柄蚊絣着物

販売価格 有難うございました

身丈 162 cm
裄丈 65.5(+3.5) cm
袖丈 51 cm
 

重要無形文化財宮古上布
海松の柄蚊絣着物

南の島の宝布・宮古上布は越後上布と同じく、原料である苧麻から手績みによって糸をつくり、それを染めて、その髪の毛の様に細い糸を巧みに操り、柄を合わせて織り上げていきます。
それは熟練された高度な技術を持った人々の手によって、気の遠くなる様な時間をかけ、数多くの工程を経て完成されるという部分でも同じです。
気候風土も違う南と北の地域で、それぞれに連綿と受け継がれている事はとても不思議ですが、いつもその作品に出合うと、本当にため息が出るほどに美しい事には変わりありません。
数多くある日本の染織品の中でも本当に大切にしていくべきものの一つだと思います。
今年はこちらのタイプの様な少し前の作品と思われる宮古上布を、あまりご紹介できていませんでした。
ひとつひとつの小さな蚊絣によって柄が構成される精密さは本当に素晴らしく、それは実物をご覧いただく事でしかお伝えできないかもしれません。
その緻密な緊張感とは対照的に、お花の様な海松の様な図案が可愛く並んでいて、宮古上布ならではのおおらかさも感じられます。
濃い色のものが透ける涼感がとても上品に目に映るというのは、日本のお着物ならではの表現の様に思います。
すくい織の夏の名古屋帯や、さらりと絵の描かれた麻の帯などと合わせて、格好良く着こなして颯爽と街へお出かけいただきたい、おすすめの逸品です。
未着用品。

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