「錦秋」本藍草木染手蜘蛛絞り木綿単衣着物
岸野頼子作 青山みとも扱
身丈165ｃｍ 裄丈67ｃｍ 袖丈49.5ｃｍ
有松などでも古くから行われていた伝統的技法の一つでありながら、非常に手間と時間がかかる事から幻とも言われる「手蜘蛛絞り」ですが、これほどまでに完成度の高い素晴らしい作品に出合う事ができてとても嬉しく思っています。
色も柄もとても素敵なのですが、ともかくもまずその木綿のいつまでも手に触れていたい様なしなやかな質感に驚かされます。
茶綿色の明るいベージュ地に、本藍で染められた角の丸い四角の絞りの柄が、濃い部分と明るい部分とが４つのグループになって市松の形にに配置されています。
布の先をかぎ針の様なものでひっかけ、傘のひだの様にたたみ、くるくると糸で留めてひとつ分の柄がつくられるそうです。
単純に、一体何度それを繰り返されたのだろうと素人考えが浮かびますが、その手間の重さを払拭する様な優れたデザインのモダンさが、このお着物をさらに素敵にしている様に思えます。
非常に趣味性の高い個性的なお着物ですが、木綿という素材が心やすさを生みだしてくれている様です。
帯合せは、博多帯や軽やかな八寸名古屋帯などから始められると良いかもしれませんね。
その意味は「紅葉が錦の織物のように美しい秋」と辞書に書かれる、「錦秋」というタイトルの様に、美しい秋に是非お召しいただきたい、希少性の高い大変おすすめの逸品です。
こちらの着物の地色は「#cca951 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 r1090
「錦秋」本藍草木染手蜘蛛絞り木綿単衣着物 岸野頼子作 青山みとも扱
販売価格 有難うございました
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