「葡萄華鳥錦」本袋帯
たつむら製
イタリアの1000年くらい前の大聖堂に、こういったモザイクタイルの壁画を見る事ができます。
私自身も何度か機会があって訪れたイタリアでそれを目にして深く印象に残っています。
特にこちらはキリスト教の聖書の中の物語的な要素もあったり、(古く、壁画は宗教画がほとんどであったので)ヨハネ福音書にも出てくる葡萄の木のお話も描かれていたりします。
イタリア半島の付け根の部分にある「トレヴィーゾ」という静かで美しい街にもこれと近い図案のモザイクの壁画が部分的に残っている様で、一度訪れてみたいと思いました。
この模様はそちらに取材する模様なのではないかとも思われます。
モザイクに用いる細かなピースが集合してひとつの絵を構成するという事をひとつひとつ忠実に織りで表しています。
前柄はボーダーの部分の模様のみとなっていますが、このモザイクの壁画の淵のボーダーもまた大変美しく、とても印象に残っています。旅行中に何枚もこのボーダーの写真を撮ったのを思い出します。
異文化をアレンジして、日本の織物・帯という世界に最大限の魅力のある形で表現される事に卓越した技術とデザイン力をお持ちの龍村美術織物さんならではの傑作と言えるのではないでしょうか。
こちらは高島屋さんではなく、一部の高級小売店さん用に発表された作品です。
お太鼓の形にされると鳥と葡萄が3Dの様にぐっと立体的に現れ、素敵な存在感のある帯となります。
背景の金銀の色も絶妙に変化して、柄を引き立てて奥行きのある豪華なものとなっています。
第一礼装までお召しいただけます。最高級のそして個性的でお洒落なおすすめの逸品です。
(長さ)4m26cm×(太鼓巾)30.4cm。
商品番号 r1098
「葡萄華鳥錦」本袋帯 たつむら製
販売価格 有難うございました
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