「ホトトギスと菊」友禅訪問着
人間国宝 羽田登喜男作
身丈171cm 裄丈68cm 袖丈52cm
重要無形文化財「友禅」保持者・羽田登喜男作。
春以来、久しぶりに人間国宝・羽田登喜男氏の訪問着の作品をご紹介させていただきます。
藍色がかった黄緑・淡萌黄色の地に、秋の野に咲くホトトギスと野菊の花が描かれた素晴らしい友禅のお着物です。
こういった訪問着の図柄としては少し珍しいモチーフと言えるかもしれません。
こういったホトトギスの原種の様なタイプのお花は、個人的にはとても好きで、以前の住まいではたくさん育てたりして楽しみましたが、野山で咲いている時にはうっかりすると見過ごしてしまいそうなお花です。
それが羽田登喜男氏の様な重要無形文化財技術保持者の手による作品となりますと、こんなに立派に描かれて、一般的な園芸種の蘭科のお花よりも華やかで気品のあるものとなっている様で興味深いです。
独特の紫の点々のある花弁や、しっとりとした葉の暈しの美しい表現など見ていると、思わず羽田ワールドに引き込まれそうな不思議な力を感じます。
また今回は主役の座を譲っていますが、羽田氏作品の菊は何故こんなに可憐で魅力的なのだろうといつも思ってしまいます。
地の色がいつも本当に素敵で、こちらのお着物も翡翠を連想する様な透明感のある綺麗な碧が、お召しになる方を、きっと知的でスマートな印象にしてくれると約束しているかの様です。
秋のフォーマル用に良いお着物をお探しの方には是非ご覧いただきたい、おすすめの逸品です。
未着用品。
こちらの着物の地色は「#70995a WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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商品番号 r1099
「ホトトギスと菊」友禅訪問着 「友禅」人間国宝 羽田登喜男作
販売価格 有難うございました
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