「金銀彩松」本袋帯
龍村光峯作
龍村光峯氏は、祖父は初代龍村平蔵(光波)、父は二代龍村平蔵(光翔)という家系のご出身で、錦織美術の第一人者として錦織額、タペストリー、緞帳などを制作、国内外で展覧会を開催して各種受賞を重ねられました。
また古代裂の研究、復元にも熱心で日本伝統織物保存研究会を立ち上げ、その理事もされている龍村光峯氏作の本袋帯の作品です。
今回は偶然にも2点入荷いたしましたので、ご紹介させていただきます。
地金通しの地織が霞の様な情緒を表し、その中を幻想的な松林が続く風景を織り出された素晴らしい作品です。
一瞬、桃山時代の有名な松林の屏風絵を思い起こしましたが、水墨で描かれた刹那的なその風景とはまた違って「金銀彩松」とタイトルにある様に、明るい光と活き活きとした生命の力を感じられる華やいだ世界が広がっています。
フォーマルのお席でお召しになったらどんなに素敵に映える事かと思います。
光峯氏の添え書きには「伝統的な意匠である松の模様を近代的な形象で表した父・光翔氏の独創によるものである」とあります。
龍村家系ならではの技術を駆使し、シンプルな図案の中にたくさんの数の色糸と箔糸が複雑に織り込まれ、奥行きを感じられる素敵な模様を表現された作品となっています。
どこか都会的な洗練された雰囲気を持っていて、希少性も高く、そして品質の良いおすすめの逸品です。
(長さ)4m51cm×(太鼓巾)30.8cm。
商品番号 r1101
「金銀彩松」本袋帯 龍村光峯作
販売価格 有難うございました
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