花尽し友禅刺繍訪問着
身丈167ｃｍ 裄丈69ｃｍ 袖丈49ｃｍ
こちらはアンティークとまではいきませんが昭和40年代頃の作品でしょうか、その時代にもさぞかしモダンで目を引いたと思われる、素敵な訪問着のお着物をご紹介させていただきます。
アールヌーボー的な要素もあり、お花も和様折衷の面白い組合せです。
上前には梅の花がすくっと描かれているのですが、他のお花は洋風な園芸種のお花の様でもあり、山野草の様でもあり、あまり名前や季節が特定できない様に描かれています。
おそらくは意識してそのようにされたのだと思われるのですが、大正時代の特選の訪問着などにもその方法は取られていて、その点でも一見アンティークかと思ってしまいました。
ヒヤシンスの様な紫陽花の様なおそらく金木犀かと思われるお花に、観葉植物のモンステラの葉が絡んでいたり、後身頃と下前には蘭科の可愛いお花があったり、袖や胸には桐のお花が描かれていたりと楽しく見る事ができます。
ユニークなモチーフと少し大胆な構図とは対照的なシックな枯茶色の地色が上品で、実際にお羽織りいただきますと友禅や刺繍などの加工の良さが引き立ち、やはり真面目に良い物がつくられていた時代の迫力が感じられます。
季節的には割と広い範囲でお召しいただけますし、かっちりとしたフォーマルのお席だけでなく、お気軽なパーティーやお食事会など、今日はちょっとおめかししてというお出かけの時にもお使いいただけます。
個性的でありながら品格のある、希少性の高いおすすめの逸品です。
お仕立替え済。
枯茶色は「#7f604c WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
商品番号 r1103
花尽し友禅刺繍訪問着
販売価格 有難うございました
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