「彩雲霞」綴織八寸名古屋帯 「綴織」人間国宝 細見華岳作
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商品番号 r1124
「彩雲霞」綴織八寸名古屋帯
「綴織」人間国宝 細見華岳作

販売価格 有難うございました

長さ 3 m 72 cm
太鼓巾 30.8 cm
前巾
 

「彩雲霞」綴織八寸名古屋帯
人間国宝 細見華岳作

奈良時代に中国より伝えられたと言われる綴織は日本の染織の歴史の中で独特の変化と成長を遂げ、その後江戸時代に入ると西陣で織られるようになり、主には祇園祭の鉾の幕や劇場の緞帳などに使われ、豪華で重厚な印象があります。
そういった背景の中、細見氏は自然の中にある風景や草花のスケッチを重ねられてそれを織物という形で表現され、流麗な流水文や幾何学文などの素晴らしい数々の作品を創作し世に出され、多くの賞を受賞されて、1997年には人間国宝の認定を受けられました。
こちらは大変久しぶりのご紹介となります細見氏の作品で、タイトルは「彩雲霞」です。
爪掻綴とも呼ばれる手機の綴れ織は、1色ごとに糸を掻き寄せるために爪を櫛の様にギザギザの形にします。
そしてこちらは驚くほど何色もの色糸を使って模様が織り出されていて、あまりの美しさにしばらく魅入ってしまうほどです。
特にお太鼓の上下の浅葱色と薄黄色の暈しは夕焼けの様で本当に綺麗です。
この素晴らしさはやはり実物をご覧いただかないとお伝えしきれないのですが、その色使いの淡く儚げな中にも品格のある均整の取れた美学の様なひとつ筋の通った様な緊張感は、綴れ織ならでは、そして細見氏作品ならではのものでないかと思います。
大変残念な事に昨年一月にご逝去されました。
温かみのある淡いはちみつ色に包まれる様な、そんな心地良い体験ができそうな素敵な名古屋帯です。
是非この機会に一度ご覧くださいませ。
共の桐箱があります。
はちみつ色は「#fff7d1 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。

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