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商品番号 r1134
「四季草花文」大振袖
皆川月華作
販売価格 有難うございました
身丈 |
173 cm |
裄丈 |
64(+4) cm |
袖丈 |
123 cm |
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「四季草花文」大振袖
皆川月華作
皆川月華(1892−1987)
明治25年6月4日生まれ。
皆川月華氏は、友禅と日本画を学ばれ、その後昭和の初めに帝展(帝国美術院展覧会)に入選されました。
それ以後も数々の受賞を重ねられ、戦争をはさむ激動の昭和時代において長くご活躍されました。
友禅という世界に絵画的な要素を盛り込む事を始められた草分け的な存在であり、個性的な図案や色使いには他では見られない豪快さがあり、日本の染織界に大きな影響を与えられ、その残された功績は計り知れないほど大きいと言えるでしょう。
それはこちらの昭和の初年代のものと思われる作品を見ていただいても、おわかりいただけるのではないでしょうか。
肩口から枝を張る松、そして裾に豊かに流れる水の対比、それだけでもその情景が立体的に目に映ります。
細部まで見ていきますと、百花繚乱といった様子で見事に描かれた咲き競う豪華な花々に混ざって、大きなタンポポも頑張って咲いていたりします。
疋田模様の部分にはかなり立体的な手刺繍が施されていたり、次から次へと発見のある大変見応えのある秀作です。
これほどクラスのものとなりますと、ほとんどが現在ではどちらかの美術館におさめられている事が多いです。
なかなか実際に手にとって見られる事もありませんので、今回ご紹介する事ができ、またご希望の方はご着用が可能という事で、非常に嬉しく思います。
このお仕事に長く関わっていると、こういった作品に直に触れ合える事は嬉しい事のひとつです。そしてまた、こういった作品を通して皆様とお話が広がる事も喜びのひとつでもあります。
綺麗なものを見る喜びを改めて感じさせてくれる、素晴らしい逸品です。
こちらは希少性の高いアンティークのデリケートな作品ですので、オリジナルのままの形となっております。
加工、調整、その他お取扱にはかなりの専門知識が必要となります。
ご希望がございましたら、当店にてお承りいたします。
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