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板締絣綾織紬着物

イベント後半に、工芸的なお着物や帯が少し入荷いたしましたので、急きょ何点かご紹介させていただきます。
こちらは、真白というよりも少し生成りの絹の色そのものの様な光沢のある紬の地で、まるでパールの輝きの様に見えます。
そこに瑠璃色、利休色、そして胡桃色の3色が、板締め絣で階段の様な段々に並んだ形に織り出された素敵なお着物です。
3色とも綾織で織られているのでどれも強い発色にはならず、地の白と同じく素敵な光沢に包まれている様です。
綺麗な色使いにかえって白が冴えて、トリコロールの様なモダンな印象もあり、すっきりとした着姿になります。
人気の型絵染の名古屋帯を合わせて工芸作家作品の王道を行く着こなしも良いかもしれませんし、古典の柄の上質な染めの名古屋帯などとも綺麗に合いそうです。
別でご紹介させていただいています板締絣のお着物と同様に、作家が特定できない事もあり、少しお値打ち価格となっておりますが、いずれにしても存在感のあるハイセンスで上質な作品である事には変わりありません。
紬地ですが、お召織の様な光沢ですので、織の名古屋帯や袋帯と合わされて少し格高の装いでお出かけも楽しいですね。
個性的で目を引く、高級感あふれるおすすめの一点です。
未着用品。
瑠璃色は「#33507f　WEB色見本　原色大辞典」を、
利休色は「#b2ab8e　WEB色見本　原色大辞典」を、
胡桃色は「#a86f4c　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。