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源氏香に四季の花訪問着
大羊居製

落ち着きのある鶯色の地色とは少し対照的とも言える、各所に散りばめられた模様の可憐さと華やかさが一味違う個性を表現しているかの様な、素敵な大羊居製の訪問着のお着物です。
独特の強い印象のものではないのですが、そのお仕事の良さからも他とは違う存在感を感じさせられます。
源氏香の形をベースに緋扇と桜、桐、胡蝶の舞、橘など、優雅で風情のある図柄が散りばめられています。
袖部分の松の凛々しさと、左胸のほんのり色付いた梅の花の可憐さとのコントラストも楽しいです。
図柄を引き立てる様に施された手刺繍も見事です。
古典の良さをふんだんに盛り込みながら、色使いにもモダンな味わいのある素晴らしいお着物です。
しっかりとボリュームのある、たとえば龍村製の袋帯ももちろん綺麗に合います。
また、少し抑えた古典の柄の袋帯を合わされるのも良いと思います。
色々なフォーマルのシーンにお召しになってご出席されますと、きらりと光る個性と品質が装いを引き立ててくれて、きっととても気分良く楽しい時間を過ごしていただける事と思います。
そんなおすすめの逸品です。
お仕立替済。
鶯色は「#666125　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。