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ロートン織紬名古屋帯
林郁作

ほんのりきつね色といった表現が適している様な地織の芥子色のグラデーションが目にやさしく映り、さらに経に織り出されたロートン織の緑と樺色の糸も微妙な濃淡に配置されています。
またロートン織自体も、浮糸がたくさん出ている部分とそうでない部分とで濃淡に見えます。
計算されたデザインを草木染の糸で実現した、大変凝った手織りの紬の名古屋帯です。
とても不思議な色の配置の妙味に思わず引きつけられます。
それはまた実際にお召しになる時にその力を発揮してくれますので、やはりとても目を引く素敵なアイテムと言えます。
使われているどの色も、何にでも馴染むやさしい色ですので、お着物とお合わせいただく際には本当に嬉しくなるくらいコーディネートが広がる事と思います。
帯締めは、使われている内の1色とられるとすっきりとまとまると思います。
春先、また秋口にも長い季節にお楽しみいただけます。
シンプルでいて凝っている、そして品質が良いものは決して飽きる事がありません。
そんな意味でも必ずご満足いただけると思える、おすすめの一点です。
お仕立替済。
芥子色は「#d1a729　WEB色見本　原色大辞典」を、
緑色は「#2e4c10　WEB色見本　原色大辞典」を、
樺色は「#99462d　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。