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「夜桜」爪掻綴八寸名古屋帯
川島織物製

夜桜をテーマにした帯やお着物は古くから人気があったようです。
当店でも、何度か綴れ織で夜桜の図案が扱われたものを入荷した事がありますが、どれも違った味わいで春の夜の風情を感じられて素敵です。
こちらは利休鼠色の地に墨色の濃淡というかなり渋めの色使いのものですが、篝火の赤の綺麗さと、それに照らされた部分のほんのりと紅を挿したような桜色が何とも言えず、儚げな美しさを放っている、川島織物製の爪掻綴の名古屋帯です。
横山大観作の「夜桜」を思い起こすような図案です。
幽玄な雰囲気を爪掻の綴れ織で表現した素晴らしい作品です。
奥に見える木々のシルエットやかすむ背景も、本物の絵画の様に忠実に描かれています。
川島織物製ならではのレベルの高さと言えるのではないでしょうか。
モノトーンの中にともる灯りと共に暖かさまで感じられるような素晴らしさです。
品質がイコール品格とも言える様な、大変上質で素敵なおすすめの逸品です。
利休鼠色は「#888e7e　WEB色見本　和色大辞典」を、
千歳茶色(せんさいちゃいろ)は「#32332c　WEB色見本　和色大辞典」を、
桜色は「#fff2e5　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。