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商品番号 r1194
「柿渋染織」綾織単衣着物
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
販売価格 有難うございました
身丈 |
168 cm |
裄丈 |
68.5 cm |
袖丈 |
49.5 cm |
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「柿渋染織」綾織単衣着物
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
昭和の初めには全国各地で気候風土に合わせた養蚕や木綿の栽培が盛んに行われ、藍染めや機織りが日常的に行われいました。
特に機織りは農家の女性の現金収入の手段であった事から家系を支える強い柱のひとつとなっていたようです。
そうして作られてきた古い民芸的な染織品に触れていると、その事がとてもよくわかります。
出雲でもやはりそういった営みが行われていたようですが、その中でも青戸柚美江さんは大家族を支えるためとはいえ並大抵ではないご苦労をされ、そのご苦労の中からエネルギッシュに創作活動を長年続けてこられました。
向上心と向学心からでしょうか、次々と生み出された作品には伝統の技術に沿った本物が持つ力と、フレッシュな空気と光を感じられるような素晴らしさがあります。
今回ご紹介させていただく2点をご覧いただいてもその事がおわかりいただける事と思います。
こちらは柿渋染めで染められた木綿が持つ、しっかりとした張りのある風合いが心地良い単衣のお着物です。
古い唐木綿を見ているような細かい入子菱の地紋の綾織となっていて、柿渋染めならではの光沢と相まってなめし皮のような不思議な質感となっています。
本当にユニークで楽しい作品です。
こちらのお着物は未着用の状態で入荷いたしましたが、寸法が小さかった事もあり、お手入れをしてお仕立替をいたしました。
まだまだしっかりと張りがありますので、結城紬同様、お求めになられたお客様に育てていただき、お好みの風合いになっていくのをお楽しみいただけたらと思います。
きっと手放せないような素敵なものとなっていく事と思います。
木綿の楽しみはその辺りにもあります。
本当に未体験の風合いと光沢にしばらく見入ってしまうような面白さがあり、これも青戸氏作品の魅力のひとつかと改めて感動させられました。
是非この機会にご覧いただきたい、おすすめの逸品です。
お仕立替え済。証紙有。 |