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商品番号 r1195
「出雲織」藍染め縞絣単衣着物
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
販売価格 有難うございました
身丈 |
170 cm |
裄丈 |
69 cm |
袖丈 |
49.5 cm |
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「出雲織」藍染め縞絣単衣着物
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
昭和の初めには全国各地で気候風土に合わせた養蚕や木綿の栽培が盛んに行われ、藍染めや機織りが日常的に行われいました。
特に機織りは農家の女性の現金収入の手段であった事から家系を支える強い柱のひとつとなっていたようです。
そうして作られてきた古い民芸的な染織品に触れていると、その事がとてもよくわかります。
出雲でもやはりそういった営みが行われていたようですが、その中でも青戸柚美江さんは大家族を支えるためとはいえ並大抵ではないご苦労をされ、そのご苦労の中からエネルギッシュに創作活動を長年続けてこられました。
向上心と向学心からでしょうか、次々と生み出された作品には伝統の技術に沿った本物が持つ力と、フレッシュな空気と光を感じられるような素晴らしさがあります。
今回ご紹介させていただく2点をご覧いただいてもその事がおわかりいただけると思います。
こちらは伝統的な藍染めと茶綿の太い縞に交差する白い花の形の絣で、一見すると「風合いの良い木綿のお着物ね」といった感想を持たれるかもしれません。
ただ、実際に羽織ってみると手元で見ているのとはまったく違って、ふんわりとした手紡ぎの木綿の心地良さはそのままなのですが、太い茶色の縞が着姿をきりっと引きしめてくれる効果を持っていて、大変モダンな印象になります。
さらに散らされた白いお花の絣が、風に舞うタンポポの綿毛に包まれているような幸せな気分を運んでくれます。
そんな風に、実際に身につけた時にその良さが倍増して気持ち良く感じられるというのは、優れた作者によって計算され、描かれたデザインに基づいてきちんとつくられたものだからこそなのでしょう。
木綿のお着物という範囲を超えて、工芸品を身にまとう緊張感とその魅力に引き込まれてしまいます。
一年中お楽しみいただけますが、まずは春から初夏の街へ颯爽とお出かけいただきたいおすすめの逸品です。
お仕立替済。 |