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商品番号 r1203
「出雲織」紙布八寸名古屋帯
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
販売価格 有難うございました
長さ |
3 m 72 cm |
太鼓巾 |
31.4 cm |
前巾 |
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「出雲織」紙布八寸名古屋帯
日本工芸会正会員 青戸柚美江作
昭和の初めには全国各地で気候風土に合わせた養蚕や木綿の栽培が盛んに行われ、藍染めや機織りが日常的に行われいました。
特に機織りは農家の女性の現金収入の手段であった事から家系を支える強い柱のひとつとなっていたようです。
そうして作られてきた古い民芸的な染織品に触れていると、その事がとてもよくわかります。
出雲でもやはりそういった営みが行われていたようですが、その中でも青戸柚美江さんは大家族を支えるためとはいえ並大抵ではないご苦労をされ、そのご苦労の中からエネルギッシュに創作活動を長年続けてこられました。
向上心と向学心からでしょうか、次々と生み出された作品には伝統の技術に沿った本物が持つ力と、フレッシュな空気と光を感じられるような素晴らしさがあります。
今回は、こちらの帯のほかにもお着物を2点ご紹介させていただいておりますが、どの作品も他にはない個性を持ち、心ときめくような魅力に満ちています。
経も緯も和紙を細く切って、それに強い撚りをかけたものを糸にして織られているようです。
糸を作る時の和紙の繋ぎ目が、所々に節となって全体に楽しい表情を見せています。
これからの季節には、天然の植物から糸を作って織られた自然布や原始布のような素材のものを順番にご紹介させていただく予定ですが、そのジャンルの中でも祇布や楮布は人気の高いアイテムのひとつです。
そしてそれが青戸作品となりますと嬉しい限りではないでしょうか。
やや薄めの単衣から盛夏の上布類まで合わせていただいて、夏の装いをお楽しみいただきたいおすすめの一点です。
証紙有。 |