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商品番号 r1206
藍型染上布着物
販売価格 有難うございました
身丈 |
157 cm |
裄丈 |
65 cm |
袖丈 |
49.5 cm |
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藍型染上布着物
おそらく昭和に作られたと思われる、とても珍しい夏の着物が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
鶴、亀、松竹梅などの代表的な紅型の模様の形を白く染め残して本藍の浸け染めでしっかりとした濃藍色に染められ、その模様の部分には紅、黄色、緑の顔料で縁取るように柄が入れてあります。
さらに、それが表と裏の両面に施されているという事がわかって大変驚きました。
作者のこだわりが目に見える、非常に手が込んだ、そして時間をかけて作られたもののようです。
素材はおそらく越後上布と思われる繊細でしなやかな麻地ですので、綺麗な透明感があり、この素朴で伝統的な模様がとても可愛い上品な印象のものとなっています。
藍の濃い色で流水や竹や鳥などがシルエットのように描かれている事で、遠近感のような効果が感じられ、さらに紅と黄色で梅の花に入れられた暈しにも味わいがあり、シンプルな模様に奥行きを与えているようです。
何といっても梅の丸紋の模様に染め抜かれた白に存在感があり、全体を非常にセンスの良いものとしているように感じられます。
このような信じられないくらい素晴らしい工芸的な作品を、どんな経緯でどんな作者がつくられたものかは定かではありませんが、それが現在目の前にある事がとても嬉しく思える、希少性の高い夏の逸品です。
是非一度実物をご覧くださいませ。
濃藍色は「#040b19 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |