重要無形文化財越後上布 格子着物
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商品番号 r1208
重要無形文化財越後上布 格子着物
販売価格 380,000円+税

身丈 165 cm
裄丈 67(+2) cm
袖丈 47(+3) cm
 

重要無形文化財越後上布 格子着物

毎年この季節になりますと、宮古上布や越後上布など手元にある上布の質感やその良さ、そしてお着物としての魅力をどうやったらお伝えできるのかと思いながら、拙い文章で色々とご説明をさせていただいておりますが、手仕事の積み重ねによる宝物のようなその上布は、言葉の説明だけではなかなか表せない、底から光り輝くような素晴らしい力と輝きを持っています。
越後上布は青苧と呼ばれる上質な苧麻からひいた原料から糸を績み、図案に沿って手括りで絣を染めて地機で織り、雪晒しをするといった、60にも及ぶ工程を経てやっと完成します。
それは長い時間と根気を要し、さらに各工程すべてが熟練した高い技術を持った人々の手によるものでなくてはならず、考えただけでも気の遠くなるようなお話です。
越後上布の歴史は1200年とも言われ、まさに日本の染織品の中の宝物と言えます。
こちらは手績みの苧麻の糸が本当に透き通るような美しさで、手で押すとふんわりと弾力を持って跳ねかえる、そんな魅力的な質感の素敵な格子のお着物です。
女郎花色の地に、翡翠色の緑・千歳緑色の細い綺麗な線が4cm角の格子を構成していて、それに同じく4cm角の藍色の格子が交差するように配置されています。
その藍色の線に寄り添うように茜色と黄緑色の縞が並んで織られていて、少し可愛くモダンな雰囲気の格子柄が織り出されています。
特に経の藍色の両サイドの茜と黄緑の縞は、本当に目を引かれるお洒落な色使いです。
こんなに上等な夏の最高級のお着物を、これほどまでにさりげなく見える格子の柄で完成させてしまう格好良さに、改めてほれぼれとしてしまいます。
それでいて隠しきれない存在感と上質さは、着る方の心を満足させてくれる事と思います。
遊び心満載の楽しい着こなしで颯爽と街へお出かけいただきたい、とっておきのおすすめの逸品です。
未着用品。
女郎花色は「#f2f2b0 WEB色見本 原色大辞典」を、
千歳緑色は「#316745 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。

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