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天平花鳥文色留袖
品川恭子作

ハイセンスで品格のある独特の個性で素晴らしい作品をつくり続けられ、広い層に人気が高く、根強いファンに支持されている品川恭子氏作の色留袖の作品です。
少し緑味も感じられる淡く素敵な蒸栗色のグレーベージュ地に、裾周りは利休茶色で染め分けられ、たくさんの樹木や草花と飛び交う花喰い鳥が描かれた正倉院模様がメリハリの感じられる色使いで表された素晴らしいお着物です。
裾周りの濃い利休茶色は大地を連想させられ、そこに根を張りたわわに実をつけた2色の木は、正倉院裂などでも樹木を挟んで向かい合う動物とともに描かれる事が多い生命の樹のようです。
モダンな色使いの中に古代へのロマンを感じられるようなテイストが散りばめられているのも魅力的ですし、鳥や草花の図案がとても可愛くて、ひとつひとつ見ていても飽きる事がありません。
そして素晴らしいデザイン力と技術に裏附けされた力強さが感じられます。
秋のフォーマルのご予定などがおありの方には是非ご覧いただきたいと思います。
現状で抱茗荷の抜き紋が3つ入っています。
紋替え、その他の加工につきましては当店でも色々とご相談に応じさせていただきます。
蒸栗色は「#e2e2b7　WEB色見本　原色大辞典」を、
利休茶色は「#7f6a3f　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。