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青海波に雲龍文唐織袋帯
こうげい芥川別誂

今年の春にご縁があって、こうげい芥川さんで扱われていたものが少しまとまって入荷し、色々とご紹介させていただいて、ご好評をいただきました。 少しずつですがまだ入荷しておりますので、引き続きご紹介させていただこうと思っております。
こちらは少し珍しい雰囲気の、強いインパクトのある唐織の袋帯です。
ほんのちょっと臙脂味のある焦げ茶・枯茶色の大きめの青海波の紋織の地に、大ぶりな丸紋で櫨染色の雲と緑味のある黄色・鶸色の龍がたっぷりとした調子で唐織で織り出された袋帯です。
このタイプの柄のものはともすると少し厳つい印象になったり、強いイメージになりすぎたりしますが、その点ではこちらの帯は龍の表情が柔らかく、目が笑っていてユーモラスにさえ感じます。
雲もどこかキントウンのようで、孫悟空を連想してしまいそうな楽しさがあります。
さすがのクオリティの高さで非常に上品にまとまっていて、地色はお着物と相性の良い枯茶色ですので、色々なコーディネートをお楽しみいただけそうです。
特に作家物などの絵羽附の紬や高級感のあるお召織など、一般的な帯だと物足りなく思っていらっしゃるお着物などにしっくりと合うかもしれません。
シックな中に素敵な個性が光る、おすすめの逸品です。
前柄は雲のみとなっています。
お仕立上り。
枯茶色（からちゃ）は「#664835　WEB色見本　原色大辞典」を、
櫨染色（はじぞめいろ）は「#d9a62e　WEB色見本　和色大辞典」を、
鶸色は「#d7cf3a　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。