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商品番号 r1235
「風船葛」訪問着
日本工芸会正会員 木原明作
販売価格 有難うございました
身丈 |
170 cm |
裄丈 |
69 cm |
袖丈 |
49 cm |
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「風船葛」訪問着
日本工芸会正会員 木原明作
現在、日本橋三越さんで「日本伝統工芸展」が開催されています。
私も仕事の合間をぬって見に行ってまいりましたが、あれほどのクラスの個性あふれる力作が一堂に並んでいるのを目にする事ができるのはとても幸せな事と思います。
その中に木原明さんの素晴らしい作品も展示されていましたが、今回は優しさと夢のあふれるロマンティックなお着物を発表されていて、いつも感じるこの心にしみる暖かさは一体何なのでしょうと感動し、嬉しく思いながら拝見いたしました。
偶然にも前日にこちらの作品が加工を終え手元に届き、このタイミングにご紹介できて良かったと思いました。
こちらは木原明さんの作品にしては少しシックな色使いとなっていますが、タイトルの通りに可愛い風船葛の実がモチーフとなった素敵な訪問着のお着物です。
青磁のような淡い緑・若葉色の地に、石垣にそって蔓を絡ませながら繁茂している様子が描かれています。
風船の色は麹塵色の濃淡だったり、淡い青味のあるピンク・鴇浅葱色だったり、また鶸色の黄色だったりと様々な色で変化をつけて描かれています。
石垣に見える四角の部分は、そのすべてが混ぜられたような複雑な色の絞り染めとなっています。
同系色の濃淡的な色使いの斜め格子のような配列になった模様が、実際にお羽織りいただいてご覧いただきますと、ぐっと立体的で存在感のある模様となり、大変お洒落な着物姿を応援してくれているように見えます。
手元で見ているとそれほど強いインパクトを感じないのに、実際にお召しいただいた時にその良さが引き出されるお着物は本当に嬉しくなってしまいます。
それが本当に良いお着物、秀作と言えるのかもしれません。
そういった意味でも大変おすすめで希少性の高い逸品です。
お仕立替済。
若葉色は「#b5cc88 WEB色見本 原色大辞典」を、
麹塵色(きくじんいろ)は「#6e7955 WEB色見本 和色大辞典」を、
鴇浅葱色(ときあさぎいろ)は「#b88884 WEB色見本 和色大辞典」を、
鶸色は「#ccc551 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |