帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作
大きい写真を見る

商品番号 r1247
帝王紫「ナスカ」手描袋帯
吉岡常雄作

販売価格 有難うございました

長さ 4 m 34 cm
太鼓巾 31 cm
前巾
 

帝王紫「ナスカ」手描袋帯
吉岡常雄作

11月は国内の貝紫「大和貝紫」を使って染められた秋山眞和氏作の美しい小石丸のお着物をご紹介させていただきました。
いまから30年近く前、吉岡常雄先生はヨーロッパ各地に残る資料や文献を元に地中海を調べてまわられ、長年貝紫の研究に情熱を注がれました。
その後もご苦労を重ねられて南米ペルーまで幻の貝紫を追い続け、そこでヒメサラレイシ貝に出合い、その染料で様々な布に染める事を実現されました。
こちらは吉岡常雄先生の手描きで力強さの感じられる作品です。
現地でも手描きで染められている写真などを著書で拝見する事ができますが、その後の呉服業界に「貝紫」「帝王紫」という希少性の高い染料を広く示されたその功績は非常に大きいと思います。
南米に因んだ「ナスカ」というタイトルの少しユーモラスな図案が濃い貝紫でしっかりと描かれていて、古代のロマンへと心誘われます。
横に波のような畝のある変わり織の紬地に染められています。
白と紫のコントラストも美しい、素晴らしい逸品です。

line
帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作   帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作   帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作  

帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作   帝王紫「ナスカ」手描袋帯 吉岡常雄作