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本場琉球藍型染小紋着物
日本工芸会正会員　城間栄順作

6月の高島屋大阪店さんでのイベントには日本工芸会正会員で人間国宝でもある玉那覇有公さん作の芭蕉布のお着物をご紹介させていただき、大変ご好評をいただきました。
今回は同じく日本工芸会正会員の城間栄順さんの、こちらは少し珍しい本藍の藍型の小紋のお着物のご紹介です。
流水に花をあしらったこの図案は城間さんの代表的なもので、当店でもこの秋用に同じ図案で紬の九寸名古屋帯を2点可愛い色合いで染めていただき、お店でもご好評をいただいておりますが、藍型となるとまったく違った印象で力強さを感じます。
本藍ならではの生地の張りが柄とマッチしてしっかりとした風合いになり、大変心地良く感じられます。
城間氏の作品は白の配分と配置が絶妙でいつも目を引かれますが、こちらの作品は本藍の浸け染めを証明するように白の部分も裏の藍の色が反映され、少しグレー味を帯びたシックなモノトーン的な色使いとなって、大人に似合う素敵な雰囲気になっています。
また、小さな蝶々や桜の花の白い部分がシンプルで程良い華やかさを醸し出しています。
究極のお洒落着として大変格好良い藍型ですが、一越縮緬の地に染められていますので、帯合わせ次第で広い範囲にお召しいただけそうです。
綺麗な水浅葱色の地に濃い藍の流水文様が映えてとてもスマートな印象で高級感があり、まず出合わないと思われる希少性の高い大変おすすめの逸品です。
お仕立替え済。