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商品番号 r1262
「光影」蒔糊友禅訪問着
人間国宝 森口華弘作
販売価格 有難うございました
身丈 |
165 cm |
裄丈 |
69 cm |
袖丈 |
49 cm |
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「光影」蒔糊友禅訪問着
人間国宝 森口華弘作
一年の中でお着物の装いの方を目にする機会が一番多く、何となくお着物への意識も高まる新年に、この季節に相応しい、それぞれのジャンルでも最高クラスの部類と言えるような素晴らしいお着物を何点かご紹介させていただきたいと思い、時間をかけて準備していましたが年末に揃って上がってまいりました。
今回はその中でも大作と言える森口華弘氏の作品が何点かご紹介できて嬉しく思います。
こちらは他でご紹介している2点とはまたとても違った個性を持った作品で、初めに目にした時には全体を理解するまでしばらく時間がかかってしまった、少し不思議なぐらい手の込んだ大作です。
地染めは少し明るい焦げ茶・土色で、その上に蒔糊で色止めをして黒が染められているのがまず目につきます。
それだけでも森口氏作品の特徴を十分に楽しめると思います。
また斜めの細やかな縞が見えますが、よく見ていくとその糸目の線は先に引かれていたという事がわかり一番上に見える白い糸目の縞は一番最初に引かれていたという驚きの作品です。
まさか白い線が胡粉で引いてあるとも思いませんが、すごく精密に飛び飛びの点が残って表情が出る様な配慮や、また裾からは金泥の摺箔も施されそのどれもがそれぞれに効果を発揮して集合となって素晴らしいお着物として完成されています。
色使いと、線の集合で構成されている事できりりとした格好良さがあります。
それが強すぎず、お召しになりますと綺麗にその線が繋がる配置で、平面だったものから何か違う立体が現れたように、思わずうっとりするほど素敵です。
蒔糊と糸目が交差する素晴らしい昭和の匠の逸品を是非一度ご覧くださいませ。
土色は「#bc763c WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。
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