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商品番号 r1272
読谷山花織名古屋帯
人間国宝 與那嶺貞作
販売価格 有難うございました
長さ |
3 m 69 cm |
太鼓巾 |
31 cm |
前巾 |
15.8 cm |
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読谷山花織名古屋帯
人間国宝 與那嶺貞作
琉球王朝時代から続く他の染織品と同じく、明治期の激しい時代の変化に伴って激減し、また戦争をはさんで一時途絶えた読谷山花織。
與那嶺貞さんは昭和30年代の終わり頃に周囲からの熱い希望によってその復元に従事され、数少ない資料や伝聞から試行錯誤と熱心な研究、創作を続け、ついにその技術を確立されました。
そして地域の産業として二度と途絶える事がないように後継者の育成にも尽力され、平成11年には国の重要無形文化財技術保持者として認定を受けられました。
その與那嶺貞さん作の名古屋帯の作品が入荷いたしました。
甘いココアのような薄茶色・蘇芳香色の地に、多彩なパターンの花織が盛りだくさんに織り込まれています。
花織の部分が紫鳶色から枯茶色、そしてオレンジシャーベットのような珊瑚色まで何段階かの濃淡の糸でグラデーションのように配色され、その美しさに思わず見入ってしまいます。
織りに対しては厳格なまでにひたすら誠実に取り組まれたとお聞きしますが、その作品の完成度の高さは決して人を寄せ付けない厳しさではなく、やさしさがあふれ、そばで見ていても心温まる感動があります。
どんなお着物と組み合わせましょうかと嬉しい緊張感を楽しんでいただけそうです。
昭和の染織品の宝のひとつでもある、素晴らしいおすすめの逸品です。
蘇芳香色は「#996e6b WEB色見本 原色大辞典」を、
枯茶色(からちゃいろ)は「#8d6449 WEB色見本 和色大辞典」を、
紫鳶色は「#332328 WEB色見本 原色大辞典」を、
珊瑚色は「#f5b1aa WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。 |