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本場琉球紅型開名古屋帯
宮城里子作

本場琉球紅型の中でも個人的にも大好きな宮城里子さんの名古屋帯が入荷いたしました。
地色には何にでも綺麗に合う女郎花色を使われていて、さらに嬉しく思います。
ヒルガオと思われる蔓草がお花の色もとりどりに紅型染で描かれています。
お花の色に高麗納戸、褐色などが使われているのもユニークですが、主役は紅型染らしい山吹色のお花でしょうか。
ひとつひとつ見ていっても楽しい発見がある作品ですが、一目見てそれとわかるデザインや色使いは本当に素敵な個性を秘めています。
小さな市松の地紋のある帯地ですので、地の女郎花色の無地の部分にもかすかな陰影が感じられ、マットに見えがちな紅型の模様を奥行きのあるものとしてくれているようです。
春の明るい陽ざしの中でより美しく映えそうなお洒落な名古屋帯です。
淡いパステルトーンの紬のお着物などと合わされるとメリハリがきいて格好良く決められそうですし、濃い色のお着物とでも明るい印象の着こなしをお楽しみいただける事と思います。
元気が出そうな色使いで、お出かけも一段と楽しくなりそうなおすすめの一点です。
女郎花色は「#cccc95　WEB色見本　原色大辞典」を、
山吹色は「#f8b500　WEB色見本　和色大辞典」を、
高麗納戸色は「#2c4f54　WEB色見本　和色大辞典」を、
褐色（かちいろ）は「#4d4c61　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。