「夕映」紅花寒染紬着物 日本工芸会正会員 山岸幸一作
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商品番号 r1299
「夕映」紅花寒染紬着物
日本工芸会正会員 山岸幸一作

販売価格 有難うございました

身丈 169 cm
裄丈 69 cm
袖丈 49 cm
 

「夕映」紅花寒染紬着物
日本工芸会正会員 山岸幸一作

大変久しぶりのご紹介となります、日本工芸会正会員 山岸幸一氏作の草木染手織りの素晴らしいお着物と帯です。
毎回その美しい作品に出合うたびに新鮮な驚きを覚えますが、それは決して手を抜く事なく手間と時間を惜しまず普遍的で伝統的な草木染の技法を駆使しながらも常に新しい事にもチャレンジされていらっしゃるからかでしょうか。
最上紅花、藍草葉、石榴、天蚕真綿染など、証紙に書ききれないほどの数の草木の染料を使われています。
満足できる色に発色するまで何年もかけてその草木の染料で染め重ね、色を育て、糸を慈しみ、完成した糸のみを使って作品を織られるそうですが、それを聞くだけでも作品に注がれる情熱と愛情を感じられます。
そして一本一本時間をかけて染められ、完成された糸が、並んだり交差したりするからこそ醸し出す色の味わいは決して他では見る事ができません。
こちらの作品は少し離れて目にしますと濃いピンクの薄紅色と山吹色、そして薄茶の横段のグラデーションの縞の紬に見えるかもしれません。
それが近くでよく見ますと複雑な色が絡み合う素晴らしい色で構成された大変驚きの格子のお着物だという事がわかります。
初めて近くで目にする方は「これはなに?」とシンプルに疑問を持たれるかもしれません。
寒染の紅花がピンクも黄色もしっかりと育ってくっきりとした色になっていて、「夕映」というタイトルのとおりに美しく、いつまでも見ていたいように心を惹かれます。
強すぎるのではなくしっとりとしたやわらかさがあり、お顔うつりの良いきれいな色で、身に纏ってお出かけするのがきっと楽しみになる事と思います。
100年経っても見る人に同じ感動を与えるのではないかと思えるような素晴らしい逸品です。
お仕立替済。
薄紅色は「#f0908d WEB色見本 和色大辞典」を、
山吹色は「#e6c173 WEB色見本 原色大辞典」を、
水浅葱色は「#80aba9 WEB色見本 和色大辞典」を、
路考茶色(ろこうちゃいろ)は「#8c7042 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。

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