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重要無形文化財江戸小紋　変り鮫絽着物
人間国宝　小宮康孝作

お着物入門編の方からキャリアの長い上級者、またお稽古などでお着物を着る機会の多い方まで、その実用性と着姿の上品さ、帯合わせの範囲の広さなど色々な理由から普遍的に根強い人気を誇る江戸小紋ですが、その中でも特に人気の高い小宮康孝氏の絽の小紋の作品です。
しゃりっとした張りのある絽の生地が、とても素敵な緑味のある渋い浅葱色・錆浅葱色に染められています。
一見地味に思えるのですが、お召しになる際には白い長襦袢が透けて見える事で一段華やかな印象になります。
極鮫の白い点が見事に美しく整って、知的でスマートな雰囲気を醸し出しています。
また逃げ水のように散りばめられた無地の部分がある事によって、全体的により涼感が感じられ、変化のあるものとしてくれているのがよくわかります。
定番的に絽綴れの名古屋帯で抑えた装いも素敵ですし、もう少しボリュームを出されたい場合には夏唐織や紗の金糸銀糸使いの袋帯ともよく合います。
夏の少し改まったお集まりや、お茶の会などには最適と思われます。
白い帯がとてもきれいに映えそうなお洒落な地色のおすすめの逸品です。
未着用品。
錆浅葱色は「#50807f　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。