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宮古上布名古屋帯

ここのところ日中は気温が高くなる日が増えてきましたが、そうなると麻の素材が気になってきます。盛夏用のお着物や帯も準備ができたものから順番に店頭に出させていただきたいと思っています。
こちらは滑らかな苧麻の糸がとてもこっくりとした深い海松茶色に染められ、光沢のある生地に織り出されている事だけで、すでに見た事もないような素敵なインパクトのある夏の宮古上布の名古屋帯です。
さらにその地色をさらに引き立てるかのような藍の経絣を含んだ綺麗な鳶色の縞がたまらなく魅力的です。
別でご紹介させていただいています新垣幸子さんのパイナップルの名古屋帯もそうですが、シンプルで上質な夏のアイテムは、天然の素材を身に着けてその光沢や質感の違いを感じられる事が贅沢な楽しみでもあります。
きびら色や白系の上布類と合わせられるのも素敵ですし、グレーやベージュの無地のお着物とすっきりとお洒落にコーディネートしていただいて綺麗な色の小物でセンスの良さを際立たせるのも格好良いですね。
また帯合わせで悩まれる事が多い芭蕉布や紅型のお着物とも綺麗に合わせられそうです。
高級感のある質感と個性が光る、夏のおすすめのお値打ちの一点です。
海松茶色は「#33302a　WEB色見本　原色大辞典」を、
鳶色は「#66312b　WEB色見本　原色大辞典」を、
青藍色（せいらんいろ）は「#1f324d　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。