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商品番号 r1318
重要無形文化財江戸小紋 鮫に木立と鳥訪問着
人間国宝 小宮康孝作
販売価格 有難うございました
身丈 |
168.5 cm |
裄丈 |
68 cm |
袖丈 |
49 cm |
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重要無形文化財江戸小紋 鮫に木立と鳥訪問着
人間国宝 小宮康孝作
重要無形文化財「江戸小紋」保持者・小宮康孝作。
鮫小紋をベースに、木立と飛ぶ鳥を描いた訪問着附の作品です。
こちらは少し珍しいと思われる砂紋のような模様が斜めに繰り返された地紋のある生地に染められていて、それが鮫小紋の模様と交差して不思議なニュアンスのある地色となっています。
さらに裾から勢いのある線で、林の中の木々が空に向かって背伸びをしているような図案が染められ、小さな鳥が飛び交う様子が描かれたものとなっています。
全体の鮫は鶯茶色に白抜きで、木々の枝は鳥の子色のクリーム色と明るい濃い藍・鉄紺色で描かれています。
手元で見ていると、シックな鮫小紋の地に静かな林が描かれ、そこに鳥がいるというシンプルな図案のように見えますが、実際に羽織ってみると上前の藍色の大きな木の線に適度なインパクトがあり、とてもスマートで知的な印象になる事がわかります。
また地紋が秋の空のようにも見えて、さらに遠近感をもたらす効果となっていて面白いです。
この作品を初めて目にした時、なぜかミレーの「落穂拾い」などに代表されるバルビゾン派の牧歌的な絵画を彷彿とさせる印象を持ちました。
そういった点にも江戸小紋の表現力の幅広さを改めて感じられ、凄い事だと思いました。
派手な強さはありませんが、品質の良い本物だけが持つ絶対にぶれない力を感じます。
帯合わせによって強弱をつけて色々な場面にお召しいただきたい、素晴らしい逸品です。
未着用品。
鶯茶色は「#715c1f WEB色見本 和色大辞典」を、
鉄紺色は「#101033 WEB色見本 原色大辞典」を、
鳥の子色は「#e6d9ba WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |