着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

秋草模様東京友禅訪問着
染繍美術大彦製　野口彦太郎

そろそろ秋の楽しいイベントのご予定も色々と決められる頃かと思います。
そんな時、こんなに可愛くて元気の良いお着物が目に入ったら、無理をしてでもお出かけの機会を作りたくなりそうです。
黄味のあるオレンジ系の茶・江戸茶色の地に桔梗、萩、菊などの秋の草花が色とりどりに描かれた訪問着のお着物です。
大彦製ならではの個性が各所にキラキラと散りばめられ、光っています。
1種類のお花を3色くらいの異なる色で染められているのですが、その内の1色が別の種類のお花にも使われていて、ちょっと珍しいなと思いました。
たとえば桔梗の花と萩の葉の色が同じで、また別の桔梗の花の色が菊の花びらにも使われていたり、目で追いかけて見ていると面白く感じられます。
結局かなりたくさんの色で描かれていて、さらにたくさんの色の糸で刺繍が施されているのですが、その色の使い方や配置によって全体が一つのブーケのようにまとまって見える不思議な効果が現れるようです。
個性的な華やかさでは定評のある染繍美術大彦製のお着物ならではの魅力が盛りだくさんに感じられながらも、意外と取り入れていただきやすいタイプともいえます。
もちろん、うんと個性的に装われてバチッと決められたい方にぴったりの個性的な帯類も今回の「初秋のよそほひ展」では充実していますので、是非お立ち寄りいただき、ご相談くださいませ。
ここぞという時のお秋の出かけには大変おすすめの逸品です。
未着用品。
江戸茶色は「#cd8c5c　WEB色見本　和色大辞典」を、
深縹色（こきはなだいろ）は「#1f3466　WEB色見本　原色大辞典」を、
蒸栗色は「#ebe1a9　WEB色見本　和色大辞典」を、
若葉色は「#9fb378　WEB色見本　原色大辞典」を、
千歳緑色は「#254d33　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。