着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

「印度サンダ」紬本袋帯
龍村平蔵製

少し赤味のある濃いこげ茶・黒鳶色の紬地に、花菱の模様が色とりどりに織り出された、龍村平蔵製の本袋帯です。
黒鳶色の地に遠州茶色の明るいオレンジや、砥粉色の淡いクリームなどで、少し可愛い雰囲気の色使いとなっていて、まるでスウェーデン刺繍のようにも見える軽やかなイメージで模様が描かれているのも楽しく見る事ができます。
また、その模様の上下に配置された深縹色のボーダーが、全体を引き締める効果を出しているようです。
その縹色の濃淡が花菱の模様に織り込まれているのもバランスが良く、軽快でありながら上質なカジュアルの印象を醸し出していて、さすがの品質だと改めて感じさせられました。
作家物の紬やお召織のお着物の帯合わせを悩まれている方には、是非お試しいただきたい帯です。
適度な存在感がボリューム的にも合いますし、印象も強すぎず、ちょうど良いバランスでコーディネートをお楽しみいただける事と思います。
こちらはおそらく30年くらい前のものと思われ、帯の幅が現代のものより少しだけ狭くなっています。
そのため大変お値打価格とさせていただいております。
黒鳶色は「#332424　WEB色見本　原色大辞典」を、
遠州茶色は「#99543d　WEB色見本　原色大辞典」を、
深縹色（こきはなだいろ）は「#1c2b4d　WEB色見本　原色大辞典」を、
砥粉色（とのこいろ）は「#e6d19c　WEB色見本　原色大辞典」を、
白藍色は「#a1d3e6　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。