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「鴛鴦文錦」経錦袋帯
人間国宝　北村武資作

重要無形文化財「羅」「経錦」技術保持者・北村武資作。
訪問着、附下から色無地、江戸小紋、小紋、そして無地や無地感覚の結城紬やお召織、作家物の紬まで、どんなお着物にも驚くほどしっくりと馴染み、そして品格のある装いを実現してくれます。
他ではこういった帯には出合った経験はありません。
こちらは正倉院裂などでも見られる鴛鴦が向かい合う図案の経錦ですが、地色が古代の茜色になっていて名物裂の格調高さを感じられるものとなっています。
唐織のように凹凸感がない「経錦」は、手元で見ていると静かな佇まいの上品な帯と思われるのですが、実際に身につけ、特にお太鼓の形にしますと目を見張る素晴らしさと立体感が表れます。
それが経錦の特徴でもあるのですが、本当に毎回嬉しい驚きに感動します。
またしなやかで締めやすく、長時間の着用の際にも着崩れる事がありません。
お着物ファンがいつかはひとつと思われるのもうなづける魅力にあふれています。
秋の装いの広がりが約束される、素晴らしいおすすめの逸品です。
櫨色（はじいろ）は「#996849　WEB色見本　原色大辞典」を、
柳煤竹色（やなぎすすたけいろ）は「#5b6356　WEB色見本　和色大辞典」を、
虫襖色（むしあおいろ）は「#314d45　WEB色見本　原色大辞典」を、
洗柿色（あらいがきいろ）は「#cca991　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。