菊の花(森口華弘図案)爪掻綴れ織八寸名古屋帯 「綴織」人間国宝 細見華岳作
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商品番号 r1329
「菊」森口華弘図案 爪掻綴れ織八寸名古屋帯
人間国宝 細見華岳作

販売価格 280,000円+税

長さ 3 m 65 cm
太鼓巾 30.6 cm
前巾
 

「菊」森口華弘図案 爪掻綴れ織八寸名古屋帯
人間国宝 細見華岳作

9月9日は一年の中の五節句のひとつ「重陽の節句」です。
古くは中国から伝わったもので、能の演目として残されている「菊慈童」の不老不死のお話が元も言われるこの日には、邪気を払い長寿を願って菊の花を飾ったり、菊酒を酌み交わして祝ったりしたものだそうです。
日本でも平安時代からその日を祝う習慣はあり、現在では「お九日(おくんち)」として長崎などでも秋のお祭りが行われます。
旧暦での9月9日ですので、現代の暦でいうと10月10日前後のようで、菊のお花もきれいに咲く様子が見られそうです。
そんな季節に向けて、菊のお花の模様が描かれた素敵な帯を何点かご紹介させていただきたいと思います。
こちらは個人的にも大好きなお二人の巨匠の手によって生まれた奇跡のような素晴らしい作品です。
爪掻で織られる綴れ織は糸を渡した機の下にこれから織る図案を置き、それにそって細かく織っていくそうです。
人間国宝である森口華弘氏の描かれた図案を置かれて、同じく人間国宝である細見華岳氏が織られていくという信じられない光景があって生まれてきた作品といえます。
淡く美しい紫水晶色の地に、恥じらうように少し赤味のある紫・葡萄鼠色の葉と金糸で織り出された華やかな菊の花は、見事に森口華弘氏の手描きの雰囲気を残されて咲いているようです。
静かな中にこれほどの迫力、品格、存在感を持った帯にはなかなか出合う事ができません。
地の色の透明感にも心を奪われてしまいます。
実際にお召しいただく際には、趣味系のお着物から附下の柄付けのものまで幅広くお使いいただけます。
身につけるたびに満足感で心がいっぱいになりそうな、おすすめの逸品です。
未着用品。
紫水晶色は「#e7e7eb WEB色見本 和色大辞典」を、
葡萄鼠色(ぶどうねずみいろ)は「#705b67 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。

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