着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

重要無形文化財江戸小紋　「七福神」着物
人間国宝　小宮康孝作

重要無形文化財「江戸小紋」保持者・小宮康孝作。
縁起が良く、お正月に七福神が乗った宝船の絵を枕の下に入れて寝ると良い初夢が見られるなどと言われ、色々な「福」をもたらす七人の神様として有名な弁財天、毘沙門、大黒天、布袋、恵比須、福禄寿、寿老人の「七福神」。
知恵や芸術の神様、健康で長寿をもたらす神様、豊かな暮らしをもたらしてくれる神様など古くからの人々の希望の星のような存在であったようです。
その七福神に関連する持ち物や動物など、例えば軍配、鉾、打ち出の小づち、鹿、鯛、冠などを少しユーモラスにディフォルメした図案で描かれた江戸小紋のお着物です。
芝翫茶色の甘さのあるモカ茶の地に白抜きで染められていて、遠目には格調高さのある江戸小紋のお着物なのですが、近くで図柄のひとつひとつを見ていますととても可愛らしく、どことなくやさしい印象となっています。
衿比翼と八掛は、共の地色に無地場の多い調子でとびとびに同じ模様が染められたものとなっています。
もちろん小宮康孝さんの作品という事で、非常に高級感のある伝統的な江戸小紋の作品として素晴らしい輝きのあるものとなっています。
格高の名古屋帯や袋帯とお合わせいただいて改まったお席にもご出席いただけますし、季節のモチーフの染め帯などでお友達とのお食事会などにもお出かけいただけます。
江戸小紋の魅力は、そういったお召しいただける範囲の広さにもあります。
さらにそれをこんな素敵な作品で味わう事ができるとなると、身に纏うたびに嬉しく華やいだ気分でいられそうです。そんなおすすめの逸品です。
お仕立替済。
芝翫茶色（しかんちゃいろ）は「#805c39　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。