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	  商品番号 r1332古代紫根染八寸名古屋帯
 流霞道工房 沢口ハル作
 販売価格 有難うございました
 
  
    | 長さ | 3 m 75 cm |  
    | 太鼓巾 | 30.4 cm |  
    | 前巾 |  |  |  |  | 古代紫根染八寸名古屋帯流霞道工房 沢口ハル作
王朝時代から帝の御衣として用いられてきた「南部紫根染」、古くは万葉集にもその名前が度々登場します。薬効性を持つ染料としても生活の中に密着しており、原料の植物「ムラサキ」は江戸時代まで栽培もされていたそうです。
 しかし明治期頃になりますと、染料としてはコスト、時間、そして技術面においても生産性が高くないという理由で化学染料にとってかわられ、いまや「ムラサキ」は絶滅危惧種にまでなってしまったそうです。
 
 流霞道(りゅうかどう)と呼ばれた鹿角街道界隈は、昔から原料となる紫草の自生地であったため、南部藩政時代からその染色技術が受け継がれてきました。
 そんな南部紫根染めに魅せられ、すべて八幡平で採取された希少な「紫草」、「サワフタギ」などを原料にして紫根染めをされる沢口ハルさんの研究と創作は40年以上にも及びます。
 染めては揉み出し、寝かせるという気の遠くなるような工程を何度も繰り返し、作業を終えてからもさらに3年、5年、10年と寝かせて色が育つのを待たれるそうです。
 そのため、このベルベットと見紛うような深い深い高貴な紫の色には自然と目を引きつけられます。
 身に着けるのも憚られるような圧倒的な魅力を感じますが、用の美をもつものとして生み出されたものですので、実際にお召しいただきますときっと何より素敵な力を発揮してくれる事と思います。
 まず目にする機会が少ないものですので、是非手に取って実物をご覧いただきたい、非常に希少性の高い素晴らしい逸品です。
 
 「西根むらさき染」を86年には「西根むらさき織り」として商標登録。
 古代の”帝王紫”を再現する南部紫根染めとして創作活動を続けていらっしゃいます。
 
 こちらの帯の地色は「18121a WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
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