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曳舟に花の柄東京友禅開名古屋帯　染繍美術大彦製

こちらは水辺の風景を描くのには少し珍しい色使いともいえるかもしれませんが、程よいボリューム感と品質の高さからくる心地良さがさすがといえる染繍美術大彦製の名古屋帯です。
牡丹や菊、萩などのお花が素敵に盛り込まれた小舟に綱があり、それがお太鼓から前柄につながっていて、それを色々な柄の着物を着た男衆が浜辺に引き上げているというおめでたい様子が友禅と手刺繍で描かれたものです。
大彦製らしい黄色味のあるオレンジ・飴色の地に細やかに丁寧に描き込まれていて、その男衆のお着物にも細かく手刺繍が施され、また表情も豊かで見ていてとても楽しくて思わず時間を忘れてしまいます。
お太鼓の柄の格調高さと前柄のユーモラスで楽しい雰囲気のギャップを面白く見る事ができます。
クオリティ的には染めの帯の中では最高クラスのものですので、軽めの附下から江戸小紋、地紋の無地、格高小紋、そして無地感覚のお召織のもの、さらに結城紬などのお着物まで本当に広い範囲でお使いいただけます。
大変色合わせがしていただきやすい地色で、季節もあまり問いませんので、存分にご活用いただけると思います。
手元にあるだけでも嬉しくて、きっとお役立ちしてくれそうなおすすめの品質の良い染め帯です。
年間を通してここぞというお出かけにお召しいただきたいと思います。
飴色は「#cc9d52　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。