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雪持笹の図　東京友禅開名古屋帯
久呂田明功作

少し早いかもしれませんが、とても素敵な柄の久呂田さんの作品が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
濃い小豆色、黒鳶色の地に銀色の雪をまとった笹の葉が色使いも独特に力強く描かれたものです。
笹の葉のひとつは清々しい千歳緑色と深緑色の濃淡、もうひとつは透き通るような鉄紺色と濃藍色の濃淡というさすがの個性的な色使いで、身に着けるとなんだか元気が出そうです。
古くから雪持ちの図柄は能装束や小袖の模様としても取り入れられているからでしょうか、どこか格調の高さも感じられます。
深い深い光を吸収してしまうような黒鳶色の地に笹の葉の藍と緑のコントラストが美しく、一方で光を反射して輝く雪の白と銀が華やかな雰囲気を添えてくれています。
独特のシボがあるしっかりとした縮緬地に染められていて、やわらかいお着物から紬のものまで色々なお着物までお合わせいただけます。
今回は定番的に浦野理一氏作品の節紬の無地のお着物とコーディネートしてみました。
他では見られない個性を発揮してきりっとした印象の着こなしをお楽しみいただける事と思います。
黒鳶色は「#1a1010　WEB色見本　原色大辞典」を、
千歳緑色は「#254d33　WEB色見本　原色大辞典」を、
深緑色は「#00331b　WEB色見本　原色大辞典」を、
鉄紺色は「#17184b　WEB色見本　和色大辞典」を、
濃藍色は「#0a1633　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。

【着物】
梅幸茶色無地節紬　浦野理一作　220,000円＋税
(身丈)166cm　(裄丈)69cm　(袖丈)49cm　※お仕立替済
着物の色は梅幸茶色「#665b2a　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。