【商品説明】
何百年という長きに渡って正倉院裂や名物裂などの復元をするために研究を重ね、より高い技術をめざして情熱をそそがれてきた歴史を持つ西陣織。
その中で大正末期から昭和初期にかけて若い日本画家たちと新たな概念をもってデザイン・意匠というものを考案、織りで表現するという新しい風を吹きこみ、それを実現された龍村平蔵氏は、その後の例えば帯というジャンルのみにおいても非常に大きな貢献をされた方と言えるでしょう。
また基本にあるのは復元であっても、それをデザイン化し「用の美」を持つものとして完成されました。
こちらの「コプト瑞華文」はおそらく三代目の作品と思われますが、古代のコプトの文様を楽しいデザインにされて織り出されたものです。
どこかユーモラスでありながら重厚さのある素晴らしい帯となっています。
また上質な光沢のある質感と色使いで一目見てそれとわかる個性も持ち合わせています。
その色使いは独特の華やかなもので、お召しいただた時にその素晴らしさがよりわかりやすく現れます。
ボリューム感のある訪問着からシックな江戸小紋や附下まで幅広くお合わせいただけて、個性的な着こなしをお楽しみいただける事と思います。
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