【商品説明】
細かい十字の絣糸が織り込まれたサラリとした質感の紬地に、非常に細やかなお召十の模様が染め出された単衣のお着物です。
柿渋染めならではの適度な張りが心地良く、さらりとした肌触りが着心地の良さをいまから語っているようです。
藍田氏作品ならではの極型による、遠目には無地に見えるほどの細かい小紋となっています。
同じ江戸小紋の柄でも、型を彫られる方、それを用いて染められる方の違いでこんなにも表情豊かに変わるものかといつも感心しますが、特に藍田氏の作品には独特のやさしさのようなものが感じられ、見る人の目に安らぎを与えてくれるようです。
5月11日からは日本橋三越さんで「日本伝統工芸染織展」が開催され、また色々な作家さんの作品に出合える事が楽しみですが、そんな中でもいつも楽しみのひとつにさせていただいているのが藍田氏の作品です。
こちらはさらに珍しく、紬の台に柿渋染めとなっていてこれからの季節に最適といえます。
少し透け感のある染めの九寸名古屋帯や帯屋捨松さんの八寸名古屋帯など楽しみにお合わせいただいて是非初夏の街へお出かけください。
しっとりと生地になじむ綺麗な黄唐茶色と柿渋染めの光沢が美しく映えて上質でお洒落な装いとなる事と思います。
未着用品。
黄唐茶色は「#99753a WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |