【商品説明】
今回の『雪国から届いた「越後の織物展」』には重要無形文化財の越後上布、宮古上布や八重山上布など各産地の珍しいものも揃いました。
偶然にも少し前の時代の重要無形文化財越後上布が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
60を超える数多くの工程をこなす事のできる高い技術を要する織物であるため、近年は本当に生産反数が減り幻となりつつあります。
その織物に出合うたびに感じる気持ちまで引き締まるような素敵な緊張感は、特に暑い夏の時期には嬉しく思えます。
浅葱色の透き通る美しさ、また光にかざした時に見える手績みの節の楽しさがリズミカルに飛び込んできます。
真ん中に小さな十字絣をかかえた井桁絣と、お魚や鳳凰のようにも見える複雑な絵絣が交互に並んでいます。
この春に雪晒しをご案内してくださった中島清志さんの作品です。
現在はお嬢様も創作を受け継がれ、伺った際には地機での実演もしていただきました。
想像もつかないほどに大変な手仕事の積み重ねで完成されるものですが、こちらのお着物も手に取ってみますと神々しいほどに輝いてまるでそんな苦労は感じさせないような美しさです。
肩にかけるとすっと冷たく涼やかで心地良く、こんなお着物を身に着けて日傘をさしてお出かけできる夏が恋しくなってしまいます。
白い帯がきれいに映えそうな大変おすすめの夏の逸品です。
未着用品。証紙有。
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