【商品説明】
またこの輝く夏の宝石のような織物と向かい合う季節がやってまいりました。
何度手に取ってみても、そして長い時間見ていても飽きる事のない美しさと魅力にあふれています。
その魅力のわけは数えきれないほどあり、どの要素がいちばんなのか明確にはわかりませんが、1000年以上もの間、変わる事なく暮らしに根付き、そして人々を魅了し続けたこの織物は言葉では表現できない何か魔力を持っているようにさえ見えます。
60を超える数多くの工程をこなす事のできる高い技術を要する織物であるため、近年は本当に生産反数が減り幻となりつつあります。
その織物に出合うたびに感じる気持ちまで引き締まるような素敵な緊張感は、特に暑い夏の時期には嬉しく思えます。
こちらは白地に藍の極小の蚊絣で、蔓草の様に連なる形に葵の葉が描かれた、少し可愛らしい印象の重要無形文化財の越後上布のお着物です。
今年の春に雪晒しをしていただき、お仕立替えをいたしましたら、とても美しく生まれ変わりました。
雪晒しをした越後上布は雪を思わせる白さとなり、見ているだけでも涼しげで、手に取るとひんやりとして、身に纏う前からその着心地の良さを伝えてくれているように思えます。
夏の最高級のお洒落を最大限にお楽しみいただける、大変おすすめの逸品です。
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