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【商品説明】
西陣の機屋さんの中でも歴史があり、素敵な個性で多くのファンを引き付ける紋屋井関製さんの御寮織の素晴らしい袋帯が2点入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
「紋屋井関製」は室町時代末期、御寮織物司として任命された六家のうちの一つです。
現在、御寮織物司という制度はなくなりましたが、その伝統を現代に引き継いでいます。
今回入荷しましたものはどちらも珍しいものなのですが、偶然にもモチーフが似ていてどちらもアールヌーボーの図案となっています。
ただ改めてそばで見比べてみますと、かなり個性が違っていて、こんな風に選べたりする方は幸せだと思えてしまいました。
青味のある緑・菊塵色の箔の地織に、絵画のタッチで細やかな表現を加えられたマーガレットの花が風に揺れて可憐に花びらを散らし、そこに戯れる蜻蛉の姿が織り出された素晴らしい手機の袋帯です。
マットな地織の質感に立体感のある模様と色使いは、まるでエミール・ガレのガラスの作品を見るようでもあります
もう1点の帯と比較すると、同じアールヌーボー調でもかなり個性が違って面白く見る事ができます。
こちらの帯のボリューム感でしたら、訪問着に限らず、もう少しカジュアルダウンされて光沢のある紬系のお着物までお合わせいただけると思います。
白系の座繰りの紬や紅花染の明るい色のお着物とも綺麗に合いそうです。
曽根武勇さんのお召織の濃いグレーのものや、喜久樹さんの明るいグレーのお着物も入荷していますが、そんなお着物にも載せてみたいような気がします。
着こなしを想像しただけでも楽しくなりそうなおすすめの逸品です。
未着用品。
地色は菊塵（きくじん）「#6e7955 WEB色見本」
葉の色は褐色（かちいろ）「#4d4c61 WEB色見本」、
葡萄色（えびいろ）「#4f1225 WEB色見本」
花びらの色は珊瑚色（さんごいろ）「#eda098 WEB色見本」
蜻蛉の色は紅樺色（べにかばいろ） 「#bb5548 WEB色見本」をご参照下さい。
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