【商品説明】
種類の違う淡い紫系の2色で斜めの市松が織り出され、その中に少しエスニックな模様が金糸銀糸で織られた袋帯です。
その品質の良さと洗練された柄や色使いで定評のある龍村晋謹製の格調の高さのあるフォーマル用の帯です。
花唐草のような丸紋の中に象やトナカイ、七面鳥のような鳥と花喰鳥まで織られていて面白く目に映ります。
タイトルにある「最勝王」とは国宝『金光明最勝王経』に由来するようです。
天平は聖武天皇の時代に、日本各地に国分寺を建て、国家安泰を願って国家鎮護(こっかちんご)を説く経典として納められたというものだそうです。
それは紫の紙に金の文字で書かれているという事で、その由来からこの色使いなのかとも思いました。
文様の由来が少しわかると、見る目も変わって興味深くなり不思議ですが、そういった事もお着物の世界ならではの楽しさのひとつではないでしょうか。
近年人気のある淡色系の地紋無地や附下、訪問着のお着物にもすんなりと合いそうです。
さりげない華やかさが品格のある装いを実現してくれそうで、きっとフォーマルのお席でも目を引く事と思います。
締めやすくお使いいたいただきやすい事でも評価が高く、長時間お召しになる方やご着用の機会が多い演芸関係の方にも人気の高かった龍村晋氏作品は、最近では少し手に入りにくくなりました。
その点からも良い帯をお探しの方にはおすすめの一点です。
薄色は「#857585 WEB色見本」を、
藤色は「#9498B2 WEB色見本」をご参照下さい。
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