|
【商品説明】
昭和の中頃までは、日本各地でさかんに養蚕が行われ、それを地元の草木で染め、機で織るというある種自給自足といえる事が行われていました。
そのなかでも優れた技術を持つ人が織ったものは、貴重な現金収入として家計を支えていた面があり、各地でそれぞれ特色のある木綿や紬の織物が見られました。
昔の日本各地の産物の見本帳などを見ると、驚くほどたくさんの産地があった事がわかります。
そのなかでも「郡上紬」は、戦後の地域復興の一つの産業として、宗廣力三氏によって元々あった地元の手織紬に新しい工夫を取り入れられました。
試行錯誤を経ながら、たくさんの後継者を育て、「郡上紬」という一つの確固たる存在を全国的に知られるものとした宗廣氏の功績は素晴らしく、本当にすごい事だと思います。
人間国宝になられるまでは色々とご苦労も多かったようです。
こちらは藍をベースにしたものなのに重苦しさはなく、格子のデザインのモダンさとリズム感が楽しく目に映ります。
グレイッシュな藍ののびやかな線の構成で、実際にお羽織りいただきますとスマートな印象になる事に驚かれるのではないでしょうか。
今回もう一点ご紹介していますどぼんこ染めによる白い絣糸、またこちらの藍の濃淡が織り成す格子、それぞれに余韻の面白さが際立つ素敵なお着物です。
帯合わせは非常に範囲が広く、季節ごとに変化をつけて着こなしをアレンジされるときっと素敵な着物姿をお楽しみいただけます。
上質なカジュアルを身にまとう満足感を得ていただける、おすすめの一点です。
未着用品。
留紺色（とめこんいろ）は「#0f1b33 color-sample.com」を、
青藍色（せいらんいろ）は「#101f33 color-sample.com」、
紺青色（こんじょういろ）は「#112B4Cの色見本 color-sample.com」をご参照下さい。
|
