【商品説明】
今回は何点か絵羽紬のお着物が入荷いたしておりますので順番にご紹介させていただきたいと思います。
草木染ならではの深みのある黄色がまず目に飛び込んで、それが濃淡に並べられ格子を構成しています。
そこから綺麗な2色の緑の経緯の縞が目に入り、どんな柄になっているのでしょうと、広げていくだけでもわくわくしてしまうような素敵なお着物です。
全体を見ると、上質な糸に染められたそれぞれの味わいのある色が心に染みるようです。
ふんわりとした暈しの格子を緑がきりっと引き締めて素敵なバランスを生んでいて、さらにその配置が絶妙で肩と裾で交差しています。
金沢で長く草木染の織物を手掛け、日本工芸会で何度も入選を重ね、和光でも個展を開かれるなどご活躍されている木場紀子さんの知る人ぞ知る素晴らしい作品の数々はファンを魅了します。
お仕立替え済。
濃い黄色は芥子色(からしいろ)「#d0af4c color-sample.com」を、
薄い黄色は木蘭色(もくらんじき)「#c7b370 color-sample.com」を、
経の縞は老竹色(おいたけいろ)「#769164 color-sample.com」を、
緯の縞は鉄色「#005243の色見本 color-sample.com」をご参照下さい。
店頭には、平成27年 第56回「石川の伝統工芸展」入選作品・「海の彼方」も未仕立ての状態で入荷しています。
【木場紀子】
1963年 神戸薬科大学卒業
1974年 織の勉強をはじめる
1981年 第28回日本伝統工芸展初入選以後12回入選
1983年 第20回日本伝統工芸染織展受賞
1988年 日本工芸会正会員認定
1990年 「水ぬるむ」金沢市買上げ
1993年 金沢市工芸協会理事、審査員
1997年 重要無形文化財保持者北村武資に綾組織指導受ける
1998年 第35回日本伝統工芸染織展受賞
1999年 第36回日本伝統工芸染織展受賞
2004年 銀座・和光ホールで個展
2008年 第42回日本伝統工芸染織展受賞
金沢市工芸協会理事
金沢市染織作家協会副会長
日本工芸会正会員
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