【商品説明】
非常に希少性が高い千葉あやのさんの作品が手に入りましたので、お着物ファンの方に是非ご覧いただきたいと思い、ご紹介させていただきます。
日本最古の染色といわれる冷藍染は、春に藍を植えて育て、夏に刈り取りを行い天日で干して乾燥させ、丁寧にもんで保管されます。 そして翌年の初めに藍をつくる作業が始まります。
たくさんの手間をかけてようやく藍が発酵しますが、自然のままに発酵を促すため、染めを行えるのは一年に一度、初夏のごくわずかな期間だけで、一瞬と言われるほどにデリケートだそうです。
その古来の技法で染められる藍染めは「冷藍染」と呼ばれ、千葉家の女性に受け継がれています。
だからこそでしょうか。透き通るような薄縹色の美しいこと、時間を忘れて見入ってしまいます。
過去20年で、千葉あやのさんの作品は4点ほど手にした事がありますが、藍型染の作品には初めて出合いました。
時代的に寸法がやや小さめである事、また袖底の内側に長さを足すための継ぎがある事などからお値打ちの価格とさせていただいておりますが、その他は良いコンディションです。
綺麗な水浅葱のブルーに白い小さな流水の線とそこに咲く菖蒲の花、いつまでも手に取って見ていたくなります。
藍染ファンの方には一度ご覧いただきたいと思える、珍しい夏の逸品です。
薄縹色(うすはなだいろ)「#507ea4 color-sample.com」をご参照下さい。
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