【商品説明】
正倉院裂の中にも見られるという「穀織」の歴史は古く、主に公家装束に用いられ、一般には流通していなかったため、広く知られてはいなかったようです。
分類としては捩り織の種類となるようですが、一般的な織り方とは違い、2つの方向から捩りの糸が互いに向かい合ったり離れたり、対になって模様を織り出していくものだそうです。
基本的に両面の使用が可能で、装束として用いられた頃には用途や季節によって裏表が変えられていたそうです。
その記録は9世紀頃からあるようで、それを復元されるというのはとても高尚ですごい事のように思えます。
こちらは連珠文の中に向かい合う龍が織り出された、大ぶりな文様の作品です。
名古屋帯の帯地に、別織の裏をつけて袋帯のお仕立てにされていますので、ご着用時には二重太鼓となります。
今回はもう一点「瓜に鳥」の文様の名古屋帯が入荷しております。
夏の装いを品格のあるものとしてくれる、素晴らしいおすすめの帯です。
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