【商品説明】
生成りの地色が心地良く綺麗に透けて見える、特別細い手績みの苧麻で織られた上布のお着物です。
絣の糸は2種類で、茶色っぽく見える経の縞は梅鼠色、流水や十字絣は濃い藍・紺青色が使われています。
少し前に作られたものと思われ、糸にも柄にも古典の良さが感じられるカジュアルなアイテムですが、落ち着いた雰囲気があります。
久しぶりに手に入りましたが、これほどの上質な糸と出合うのは現代では少し難しいかもしれません。
それは着心地の良さにもつながりますので、お召しいただきますとそれがよくおわかりいただける事と思います。
しなやかで張りがあり、軽く、そして涼しく、上布ならではの良さが感じられ、夏だからこそ味わう事のできる素材による着心地の違いをお楽しみいただけるのではないでしょうか。
長期に渡り、着用されないまま保管されていたようですが、雪晒しとお仕立て替えをするほどの状態ではなかったので、京都の湧水での名水洗いのお手入れをいたしましたら、絣の色も一段冴えてより美しくなりました。
光沢と透け感に魅力のあふれる珍しい夏の一点を是非ご覧くださいませ。
地の色は生成り色「#F0EEDA color-sample.com」を、
絣の色は梅鼠色「#7F6967 color-sample.com」、
紺青色(こんじょういろ)「#112B4C color-sample.com」をご参照下さい。
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