【商品説明】
日本工芸会正会員・和泉明さんの作品は数年前に一度ご紹介させていただいた事がありますが、それ以来久しぶりのご紹介となります。
荘厳でありながら、静かでたおやかな「羅」といった印象でしょうか。
繊細という言葉がそのまま織物として形になっているかのようです。
こちらは複雑な組織が2色の糸で織られ、それが集まったり離れたりする事でさらに複雑な色の変化が現れて、見ているだけでも飽きる事のない不思議な世界が広がります。
淡い芥子色と自然の生成り・白橡色の2色で織られていて、それを引き立たせるためか、淡萌黄色の帯芯が入れられていいます。
全体が立体的な鶸色(ひわいろ)の印象となっているのもまた妙味といえます。
ともかく言葉での説明をはるかに超えてしまうような存在感のある素敵な帯ですので、是非この機会に実物をご覧いただきたい、夏の格調高いおすすめの逸品です。
今回は2点のご紹介となります。
未着用品。
遠く古代のロマンに想いを馳せる繊細で高貴な羅。振絵(ふるえ)という特殊な機織の装置を駆使して生み出される複雑な経糸の絡みは、籠綟と網綟の粗密によって典雅な菱文様を形成する。(日本工芸会 和泉氏の作品解説より)
羅の糸の色は芥子色(からしいろ)「#d1b769 color-sample.com」、
白橡色(しろつるばみいろ)「#ccbea3 color-sample.com」を、
帯芯の色は淡萌黄色「#93ca76 color-sample.com」をご参照下さい。
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